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関節リウマチ

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関節リウマチについて正しく学び、早期治療を行いましょう。

関節リウマチの最新治療 生物学的製剤とは

関節リウマチはかつては病態の進行と機能障害がパラレルに進行する代表的な難治性疾患でした。
しかし、ここ数年間に導入された新しい薬物を使用することによりリウマチ治療のパラダイムが革命的に変化しつつあります。(この変化をパラダイムシフトと呼びます)
この変化をもたらしたのは炎症性サイトカインを治療標的とした生物学的製剤(バイオ製剤、抗サイトカイン療法とも言われます)と呼ばれる薬剤群です。
生物学的製剤と呼ばれるのはバイオテクノロジー技術を使って開発された新しい薬で、生物が産生した蛋白質を利用して作られているからです。

関節リウマチでは、腫れた関節中に炎症性サイトカインと呼ばれる物質が多量に存在することがわかっています。
生物学的製剤はこれらの炎症性サイトカインを直接抑えることにより効果を発現します。
下記PDFに掲載している薬剤は、それぞれが特徴を持っていますので職業や生活スタイルなども合わせて考えて選択することができます。

※サイトカインとは細胞がお互いに情報交換するための微小物質のことです。

関節リウマチに限らず、我々人類が疾病(病気)に対して持っている対策、対処方法は多くはありません。
① 薬物療法
② 手術
③ リハビリテーション(運動療法を含む)
④ 放射線療法
などです。
そしてこれらの対策、対処方法には「適応」と「限界」があることを考えると、これらの対処方法を上手に組み合わせて使用することが求められます。

寛解(かんかい)とは 薬剤フリー寛解とは

かつて関節リウマチの治療目標は
① 疼痛のコントロール
② 関節機能の維持、改善
③ 日常生活動作(ADL)の改善
などでした。

しかし現在、関節リウマチの治療目標は寛解(かんかい)であるとされています。
寛解とは聞きなれない言葉ですが、関節リウマチの症状がなくなり、検査データも正常化した状態をいいます。
これは治癒、すなわち病気が治った状態ではりませんが治療により関節リウマチがコントロールできた状態のことです。

寛解には
① 臨床的寛解;DAS28で評価します
② 構造的寛解(画像的寛解);⊿TSSで評価します
③ 機能的寛解;HAQやm-HAQで評価します
があり、それぞれの評価目標が達成された先に薬剤を必要としない薬剤フリー寛解(完全寛解)があるとされています。
生物学的製剤の導入により壊された関節の修復の可能性や生存率の改善さえ指摘されています。
特に最近では,生物学的製剤を「治療機会の窓 = window of opportunity 」と呼ばれる発症早期より用いることで、寛解導入率が飛躍的に改善しつつあり、その早期からの積極的な使用が推奨されています。

関節リウマチにおける各種の公的助成制度

① 身体障害者福祉制度
1級から6級までの身体障害者に認定されると「身体障害者手帳」が交付され、福祉制度による各種のサービスが受けられます。
手帳は都道府県から交付されますので必要な手続き等に関しては、まずお住まいの市町村役場の障害福祉課などの担当窓口にご相談ください。

② 公的介護保険
介護保険では、40~64歳でも特定疾病(関節リウマチもその一つ)により介護が必要な場合は介護サービスが受けられます。
各市町村の介護保険の窓口に申請します。

③ 難病患者等居宅生活支援事業
平成9年度から開始されたこの制度は関節リウマチ患者であれば、上記施策のサービスを受けていなくても、ホームヘルプサービス、日常生活用具給付、ショートステイなどの支援策が受けられます。

④ 医療保障制度
1ヵ月に同じ病院に支払った医療費(保険適用分)が一定額(年収により異なる)を超えた場合、超過した自己負担額の払い戻しを受けられる医療保障制度で、申請に基づいて加入する医療保険から高額療養費の支給を受けることができます。
高齢者については、市町村から高額医療費の支給を受けることができます。
また、悪性関節リウマチの場合は、特定疾患治療研究事業により医療保険各法における自己負担分を公費で負担されます。
ただし、所得と治療の状況に応じて自己負担があります。

⑤ 税金の控除
同居家族分も含め、1年間にかかった医療費が一定額を超えた場合、確定申告の時に申請すると所得税が減税される制度です。
身体障害者の認定を受けている場合は、手帳を提示することで障害者控除も受けられます。
詳細は最寄りの税務署にご相談ください。

⑥ 障害年金
障害年金は公的年金制度に加入している間に障害者になった場合、年金や一時金が支給される制度です。
障害厚生年金の場合は社会保険事務所に、障害基礎年金の場合は市町村の年金担当課(国民年金の第3号被保険者期間に初診日のある場合は社会保険事務所)に申請します。

登録機関

日本リウマチ財団